#カメラを止めるな! #Onecutofthedead


【ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13で撮影。2018年8月】
ちらほらと『観た』という話題を見、また、上映館が増えたと聞いて、何も考えずに『カメラを止めるな!』を観ることにした。

本作は、あるホラー番組の企画・制作・放送の過程を映画の素材としている。
前半の約30分がそのホラー番組として上映されている。
一種の『耐性』がない人には結構堪えるものだということは頭の片隅に置いてもらいたい。
筆者も子供の頃からホラー映画の類は苦手であり、前半ではやや気分が悪くなってしまったのである。
が、それは本作の『出来』が良すぎるからだということなのだと観終わってから思った。

後半は、映画監督に企画が持ち込まれるところから始まる。
俳優達の選抜・打ち合わせ、撮影地の決定、会議、演技の練習…そして、本番当日へ。

当日は主演の俳優が着かない、機材トラブル、スタッフの体調不良などのトラブルが頻発し、台本から大きく外れた進行となったものの、彼等のこれまでの経験を活かした演技や演出、トラブルに対し機転を利かして番組を終わらせることに集中して、彼等の能力を十二分に発揮し、無事(?)終了。

本作はコメディやホラーという括りでとらえることができるが、後半の展開に感心するばかりであった。
本作の撮影時も実際トラブルやアクシデントがあったようだが、それでも、『良作を世に出したい』という一点で一致した登場人物たちの姿に、抱腹絶倒という以上に、感慨深いものがある作品であった。
仕事をするにあたって、各々の職域で最善を尽くす、ということが大事なことなんだ、と言われているような気がした。

参考
『カメラを止めるな!』公式サイト
http://kametome.net/index.html
『カメラを止めるな!』を絶対に観るべき8つの理由!ゾンビ映画最高傑作にして大感動ファミリー映画だ!(シネマズ)
https://cinema.ne.jp/recommend/camera2018062210/

コメント

このブログの人気の投稿

#福岡市長選 観察記 その2

春の九州路をゆく 長崎・日田・柳川

水俣の青い空の真下で:暴力について