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【映画鑑賞記】 #共犯者たち #スパイネーション自白 と国家の性格というもの

View this post on Instagram Takehisa Matsuda (43)さん(@matsuda_take)がシェアした投稿 - 2019年 1月月21日午後9時34分PST http://www.kyohanspy.com/ https://ja.wikipedia.org/wiki/ %E5%85%B1%E7%8A%AF%E8%80%85%E3 %81%9F%E3%81%A1 先日、『共犯者たち』『スパイネーション自白』の2作品を鑑賞し た。 1:『共犯者たち』について 『共犯者たち』は、保守政権下の韓国で起きた、大手メディアへの 抑圧・反発・信用失墜・中の人々の抵抗を描いている。 2000年代、保守政権は硬軟織り交ぜてメディアを骨抜きにし、 抑圧し、自らの都合のいい宣伝手段として利用し、世論操作を図っ てきた。 無理を通せばいつか破綻するが、2016年のセウォル号事件をき っかけにしてその『無理』が破綻したのである。 本作は保守政権下の韓国が舞台だが、世論操作の手段や方法はイン ターネットの技術革新やソーシャルメディアの隆盛により、 ますます変化・進化していくと思っておいた方がいい。 筆者は韓国語の勉強を兼ねて、青瓦台(韓国大統領府)やKBS( 韓国放送公社)の公式ユーチューブ・インスタグラムのアカウント の投稿を時々見るようにしている。 インターネット大国とも言われることがある韓国だが、日本政府よ りも『SNS慣れ』している印象を受けている。 それは洗練されていて見るものを惹きつけるが、『共犯者たち』を 観るとその印象が変わるのではないか。 余談だが、本作の素材として使われているKBSの夜9時のニュー スの映像には、現在(2019年1月)もアンカーを務めるアナウ ンサーが出ている。 可能であれば、本作と直近のニュース動画を見比べてみるとよい。 2019年の韓国は進歩派(リベラル)であるが、権力の力が強け れば体制が腐敗するリスクはより大きくなると思っておきたいし、 進歩派であっても世論操作をやらない・やっていないという確信は 持てない。 今後は、より巧みに、より洗練されて、世論操作は行われると思う 。それは

【映画鑑賞記】或る女の英雄記 #アリースター誕生 #AStarisborn

View this post on Instagram Takehisa Matsuda (43)さん(@matsuda_take)がシェアした投稿 - 2019年 1月月17日午後10時33分PST 公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/s tarisborn/ wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ %E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC/_% E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E8% AA%95%E7%94%9F 以前から演出や衣装・化粧などの外見で『傾奇者』のイメージを強 く持っていた、そして多くの人びとも『傾奇者』的イメージで見て いたであろう、レディー・ガガの主演作『スター誕生』を観た。 本作は、歌唱力が極めて優れているが無名であり自らの鼻に劣等感 を抱いている女性・アリーの成功記、そして名声を得た後の夫婦間 の苦闘を描いた人間ドラマである。 恋愛映画として捉えることもできるが、それだけでは本作を充分愉 しめないのではないが、宣伝が下手だとこの名作を見逃すかもしれ ない、と思った。 余談だが、本作は年齢層による視聴制限がある。 主人公アリー(ガガ)の生活環境などの設定を踏まえたものだと思 うが、いわゆる『Fワード』が会話の中でよく出てくること、男女 の情交がストーリー展開上出てくることがあるためであろう。 本作を観た人びとは、ガガの『傾奇者』のイメージをぶち壊し、イ メージを再構成できるはずであり、元々は映画界の人であるブラッ ドリー・クーパーのギターなどの音楽のセンスに脱帽するはずであ る。 当邦、とりわけ斜に構えがちなネットユーザーは、恋愛映画や恋愛 ドラマを例えば『スイーツ()』などと揶揄することがあるが、 それは宣伝の問題なのではないか、とも思ったのである。 もし何も知らずに予告だけ観てたら、観てなかったかもしれない。 恋愛はストーリーの要素として重要であるが、前半をアリーの英雄 譚・成長小説(の映像版)としてみる、そして、 後半をアルコール依存の夫・ジャクソン(ブラッドリー・クーパー )の再起への『闘い』とみると